よこべー通信 100通目 2016年11月号

 

「羊子からの手紙」から「よこべー通信」でおかげさまで100通目となりました。
本当におかげさまでここまで続けてこれました。とある老舗地ビール会社のラベルに「小さいことは素晴らしいことだ」みたいなことが書いてありました。
小さいことが全て素晴らしいこととは限らないけど、そうありたいです。
これからもよろしくお願いします。
羊子
--------------------------------------------
目次
0.YOKO's Cafe Members ログイン
1.先月の新曲への感想
2.今月の新曲「思い出のレモンハート」
3.エッセイichi「100通目記念」
4.エッセイni「宿る」
5.エッセイsan「今年最後のライヴです」
6.羊子LIVE
7.羊子のアンテナ
8.秋山羊子のアルバム購入方法
9.羊子へのメッセージ
--------------------------------------------
0.YOKO's Cafe Members ログイン
http://www.hitsujilabo.com/cafe/members/index.html
これまでのメールマガジンバックナンバーやその他コンテンツが見れます。
--------------------------------------------
1.先月の新曲への感想
先月の新曲「普通のカレーライス」への感想ありがとうございました。

「今月の新曲」コーナーの意義はゆくゆくはアルバムに入るような曲に繋がる曲を作るという実験の場です。アルバムに入れてもいいような曲が出来る場合も稀にあります。
(ついつい私は褒められたいので外さない曲を作ろうとしてしまいがちなのですが…)
なので毎回皆さんが感想を書くのは大変だと思います。
未完成なもの、未熟なもの、わかりにくものとか、ちょとこれは違うんじゃない?
みたいなものに対して感想を述べるのは難しいです。
感想をくださる方、あらためまして感謝いたします。

ということで今回はある意味正反対なお二方を紹介させてもらいます。
まずは江口由美さん
「ものすごい野心作ですね。
歌詞といい、曲の展開といい予測を許さない。
詩というか、イメージがふわりふわりと展開する感じですね。
きみどりくんと、その背景のペインティングのコラボ映像が絵本を見ているような感じで楽しい。
歌詞もフォントがちょっと変則的で凝っていたし。
さながら、大人の絵本、歌版といったところかしら。
驚きました。」

 

もう一方は匿名希望さん
「とある劇団の劇中歌って感じだね。
新しさ、という点はないんだけど、後半部分から60年代のプログレ感出てる。
日本でのポップス、という観点から聴くと評価は微妙なんだな。
音楽は自由だから当てはめる必要もないんだろうけど。
この手の曲は歌で聴かせないとつまらない。
後半のロングトーンはハモるとか。
歌唱力が問われる。
歌いこなさなきゃ。」

ありがとうございます!
--------------------------------------------
2.今月の新曲「思い出のレモンハート」
さて今月の新曲です。
今月は札幌にある昔からの行きつけの喫茶店へのラブソングです。
(って書くとイメージが限定されてしまうよね)
どんなことでも構いませんので感想知りたいです。

https://youtu.be/-qoU-SIZrbs
(思い出のレモンハート)
--------------------------------------------
3.エッセイichi「100通目記念」
先月号で「あなたが続けてきたこと、そして続ける秘訣を教えてください。」と募りました。
当たり前ですが内容もその秘訣もそれぞれでとても興味深かったです。
せっかくなので今回は全員紹介させていただきます。
末尾に掲載してるのでぜひ最後まで目を通してくださいね。
--------------------------------------------
4.エッセイni「宿る」
アパート一階の踊り場にぬいぐるみが置いてあって「ほしい方はどうぞ」と書いてありました。
しばらくすると張り紙が貼られていました。
「ぬいぐるみにはご主人様に対する思いが宿っています。だから誰も引き取らないと思います。どうか捨てるのではなく神社等で供養してあげて下さい。」
何だかドキっとしました。
ちょっと怖いような気もしましたが確かにぬいぐるみって例えば日本人形が髪が伸びるという話があるように同じように何かが宿っているというのはわかる気がします。
張り紙が貼られて数日経ってるけどまだそのままぬいぐるみが放置されたままになっています。
--------------------------------------------
5.エッセイsan「今年最後のライヴです」
さて12月25日は私の恒例ライヴ「バースデイワンマンライヴ」です。
単純に最近はライヴ回数が少ないので今からとても緊張しています。
きっと本番は大いに舞い上がるに違いありません。
今回は再び完売していた1stアルバム「指一本で倒されるだろう」の再々発売の発売も兼ねています。
まだお持ちでない方よろしくお願いします。
ジャケットや歌詞カードをリニューアルして、音もリマスタリングもしましたので、持ってる方もお試しください。
しっかりサインもさせてくださいね。
--------------------------------------------
6.秋山羊子LIVE予定
2016年12月25日(日)鈴ん小屋(東京・池袋)※お昼LIVE
バースデイ・ワンマンLIVE
◆OPEN/13:00 START/13:30
◆前売2000円 当日2500円(+1ドリンク代)※中学生以下無料
東京都豊島区東池袋1−47−1 庚申ビルB1F
03-6382-7273
LIVE詳細はこちらからどうぞ。
http://www.hitsujilabo.com/live.html
--------------------------------------------
7.羊子のアンテナ
音楽編
サム・スミス「イン・ザ・ロンリー・アワー」
この人は歌がとにかくいい。ちょっとテンポより遅れ気味に歌うのだけどその遅れ具合がとても気持ちいい。「ステイ・ウィズ・ミー」はとてもシンプルでいい曲。こんな曲はなかなか作れないと思う。

 

お店編
カフェ ルッカ
国立にあるグルテンフリーの店。最近グルテンフリーの商品が目につくようになってきた。私自身は小麦を摂りすぎないように気をつけてるレベルなのだけどグルテンフリー商品があるといつも気になって買ってしまう。シフォンケーキを買った。米粉で作られている。この手の商品は物足りないなーって感じる時あるけどここのはそうじゃなかった。素材の味が活きてて美味しかった。

 

中華そば 三久
近所の中華料理店。何てことない昔ながらのふつーの中華料理店。漬け物に堂々とハイミーがかかってくる。私は化学調味料は出来るだけ摂らないように気をつけてるのたけど何だかこういう店は有りというか似合っている。店主のおじさんの仕事ブリもテキパキしていて気持ちいい。

 

読書編
中川李枝子「子どもはみんな問題児」
「ぐりとぐら」の作者が書いた子育てに関してのエッセイ。単純に勇気づけられた。作者は保育士としてずっと働いていてその経験をもとにエピソードを交えながら綴っている。ちゃんと読んだことないので「ぐりとぐら」シリーズも読んでみたい。

 

沖田×華「透明なゆりかご」
産婦人科で働いていた経験を元に書かれてる漫画。すごくリアルでびしびしきた。主人公の素直な気持ちが伝わってくる。特に出産や育児に興味がない人でも面白く読めると思う。

 

映画編
西川美和監督「永い言い訳」
以前から監督のファンで大抵観ている。今回は今まで観た中でも特に面白かった。もっくんの演技が良かった。どうしてもシブガキ隊のイメージがあったのだけど今回はやられた。

 

片渕須直監督「この世界の片隅に」
このアニメは小さな劇場からスタートしてじわじわと広がったみたいです。美術のすばらしが際立ってた。あと主人公の声をやっているのんさん(能年さん)の声がとても良かった。そして素直に反戦の気持ちが湧いてくる作品だった。
--------------------------------------------
8.秋山羊子のアルバム購入方法
『さいごのうた』(2000円)
『日々はありふれていて残酷で めちゃくちゃに愛おしくて時々ひどく退屈で でもうたいつづけていたい』(2500円)
『指一本で倒されるだろう』(2000円/再発売)
『ピラニアの棲む湖』(2300円)
『狂った手』(2000円)
ご購入方法:
1.下記メールフォーム又はメールアドレスまでアルバム名、枚数、お名前、送付先をお知らせください。
2.確認のメールを返信します。そこに代金の振込先をお知らせします。代金は銀行振込でお願いします。送料は何枚でも200円です。
3.ご入金の確認をしたら発送してメールにてお伝えします。
よろしくね。
mail@hitsujilabo.com
http://www.hitsujilabo.com/mail/mail.html
--------------------------------------------
9.羊子へのメッセージ
「羊子からの手紙」読んでくださってどうもありがとう。感想もらえるとうれしいです。メールアドレスの変更なども送ってくださいね。
メール:
mail@hitsujilabo.com
http://www.hitsujilabo.com/mail/mail.html
——————————————————————
メールマガジン100通目記念。質問「あなたが続けてきたこと、そして続ける秘訣を教えてください」

江口由美さん(最近フルマラソンも完走されました。すごい馬力のある方)
私もブログを12年間続けてきましたが、ここのところ方向転換をして、ブログを書いていた時間を自分の体を整えることに使っています。全ては「健康寿命をのばすため」。
ランニングは毎日しないけど、寝る前のストレッチは1年以上毎日やっています。
目覚ましく何かが変わった訳ではないけど、体の故障が減った。肩こりレベルはありますが、走りはじめた当初のあちこちの不具合がようやくなくなってきました。
きちんと、自分の体がストレスなく動くって、この年になると本当に大事ですね~


垣内大徳さん(RAMOのステージは何度も観させてもらってますが毎回惹きつけられます)
RAMOは、今年の12月で結成10年を迎えます。
ここまで続けられたのは、2人の子どもの障がいがあるからだと思います。
心から血が吹き出るような想いが一番の唄い続ける力になっているのは確かです。
それと、聴いていただいた方々の生の声です。
小学校のコンサートでは、終了後、生徒のみんなに手紙を書いてもらうことも多いです。
感想文だと、書式の先入観が出てしまうこともあるので、自由度の多い手紙にしてもらってます。
音楽はいろんな形態があるものだと思っています。
ラブソング、コミックソングなどなど、、
僕達RAMOは、コミカルなメッセージソングの分野で行きたいです。


井波陽子さん(井波さんの視点はとても個性的で且つ共感も出来てそこがすごいと思います)
募集されてた「続ける秘訣」、私は、「面白いから今のところ続いている」それしか浮かびませんでした・・
逆に、「やめたくてもやめれないことをどうしたらやめれるか」に興味があります。
中毒との闘いなんですが・・
なんか、単なる消費者気分でいると中毒の罠がそこいらじゅうにありますよね~。

(※井波さんは日をまたいでもう一通くれました)

続けていられてることについて、今日またなんとなく考えていました。
結果として面白いことしか続いていないけど、面白いことって最初はとてもめんどくさいですよね。
その、めんどくさい状態から、「どっこいしょ」と取り掛かる理由は何かなーと考えてみたら小さいころに「大器晩成の魔法」を母にかけられたことが大きいと思いました。
私は不器用で頑固だったので、なにをするにも人一倍時間がかかるようなところがありました。
そのたびに、母が
「陽子は大器晩成だから」
と、すごい秘密を打ち明けるような、予言するみたいに言ってくれたことと
「大器晩成=末広がり」「八という字は末広がりで縁起がいい」「私は八月生まれ」
がつながって、私は人より遅くていいんだ、という気分が確信に変わり、すぐに結果が出なくてもゆっくり少しずつやることが「私の秘訣だ」と思えたのです。
そんなわけで、「何かを続けること」は普通のことになりました。
だけど、頭で考えて「やらねば」と決めたことは続かないね~
中学生の時にやろうとして全くだめだった「進研ゼミ」、
一度も提出しないまま辞めました・・。


工藤由起子さん(工藤さんからはこれまで何通もお手紙やハガキを頂いています。いつもじんわりと温かい気持ちになります)
「手紙、ハガキを出すこと」
小学4年生くらいからなので、もう40年!?(笑)
最近は数が減りましたが、それでも細々とつづけてます。
つづける秘訣・・・
郵便局で素敵な切手を探したり、レターセットを探したり♪
あとは、受け取ってくれる人たちのリアクションを想像する(笑)
何年か前、お茶碗が割れてしまって三越へ買いに行きました。
ずっと使うものなので、たまには良い品を買おうと思って(^^)
その売場のスタッフさんは、とても心に残る接客をしてくれました。
商品や生産者へ対する情熱が半端なかった!(笑)
とても嬉しくて、買ったお茶碗のイラストを描いたお礼状を出したのですが、それが上司の目に止まり表彰されたと、お礼のハガキを頂きました。
こういう事があると、ずっとつづけなきゃ!って思います(笑)
言葉で伝える事も大事ですが、形に残るもので伝えるのも素敵。
嬉しかったり、感動したり、元気かな〜って思ったら、手紙やハガキを書くことにしてます(^^)


ベイビースノーさん(ベイビースノーさんのお返事には毎回笑わせられてます。言葉の貯金がいっぱいおありになるのだと思います)
「続けてきたこと」って言われても、特別なことは何もないですね。三食食べて夜は寝ることぐらいかな。強いて言えば、毎日、新聞を読むことぐらいですね。(「毎日新聞」を読むことではありません。別の新聞です。)
秘訣は、やっぱり毎日家に届くことでしょう。あとは、斜め読みもできるし。
結局、習慣になっているからとしか言えないですね。子供達はテレビも新聞も見ない世代なので、新聞を毎日読む最後の世代になるかもしれません。


ゆきさん(実はゆきさんとは北海道からのお付き合いでそれなりに長いのですが全然知りませんでした。このコーナーのおかげで意外な側面を知りました)
些細だけど続けていること、考えたけど思い浮かばなくて。
一人暮らしの頃から、文鳥をずっと飼っていることくらいかも。


元気な武士さん(兼ねてから愛妻家のイメージがありましたがますます強まりました。素敵なエピソードごちそうさまです)
何かあるかなーと考え続けていてずっと思いつかなかったのだけど、今日やっと思いついたので書きます。
僕の場合は毎朝コーヒーをハンドドリップで妻と自分自身に淹れることです。コーヒーを淹れるときの香りがたまらなく好きで、結婚してからこれがいつの間にか僕ら夫婦の一日の始まりの合図になったような気がします。以前は紅茶党だった妻がすっかりコーヒー党に変わりました。今ではコーヒーを淹れないと催促されます。


「よこべー通信 100通目 2016年11月号」制作・編集:秋山羊子/HITSUJI LABO

Copyright (c) akiyama yoko All Rights Reserved.
logo