単純にいい音楽を知ってもらいたいな、という思いからはじめてみたコーナーです。 感想などありましたらどんなことでもいいので聞かせてほしいです。 反応をもらい、それに応えたりしながらつづけていきたいと思っています。 毎回テーマを決めて進めていきます。

第九回のテーマ
『ヴォイスにこだわったアルバム』

秋山羊子イラスト

by akiyama-yoko

羊子は今年、無伴奏ソロに挑戦してるわけだけど、その流れで今回はね、ヴォイスにこだわったアルバムにスポット当ててみるわね。
なにより大事なのが、その人らしさがじゅわ〜〜っと出てるもの。

巻上公一 - Kuchinoha

巻上さんはライヴで何度も聴いてるんだけど、このCDはライヴそのまま録音されてる感じ。アルバム通してずーっとソロヴォイスで通してるの。けど不思議と飽きなくて、途中ぷって笑っちゃったり、気持ちゆるんでくるの。
2曲目の「SARUSUBERI」はまるで落語でも聞いてるみたい。あとホーミーが3曲目や7曲目などに入ってて、そのあんばいもいい。あっ、けど巻上さんはぜひ「生」で体感してほしいな!

Todd Rundgren - a cappella

これはね、全部トッドさんが自分の声でつくってるアルバム。曲によってはそんな風に思えないよ。だってドラム入ってるように感じるもの。2曲目の「Johnee Jingo」がキャッチー。全体的にハーモニーが美しくて、効果的。あとけっこうインドっぽくて怪しげ〜な「Miracle In The Bazaar」もおもしろい。最後の「Mighty Love」は羊子の「青春ブルース」っぽい。

björk - Medúlla

これは発売当時聴いたときは、おー難解〜という印象だったの。全部ヴォイスでやってるってことだったからあらためて買って聴いてみたの。うーんやっぱりアートだなーって感じるんだけど、心地よさも感じるの。今暑いから少し涼しくなるし夏向きかも。

Bobby McFerrin - Simple Pleasure

1曲目「Don't Worry, Be Happy」は超有名な曲ね。本当にこの曲はラブラブな曲だなーって思うよ。Bobbyさんの映像Youtubeで観たんだけどライヴすごーく楽しそー。ばつぐんのエンターテイナー。お客さんを巻き込むのが上手。生で観てみたいな。
なんか国民性なのかな、Bobbyさんって何人?アメリカ人?ゆるくていいな。肩こりって言葉がないのわかる気がする。ちみつなんだけどゆるい。そしてしなやか、かるい。7曲目「Susie Q」が「スズキー」って言ってるみたいでおもしろい。ラスト「Sunshine Of Your Love」なんか聴いたことあるって思ったらエリッククラプトンの曲だった。

Suzanne Vega - Solitude Standing

アルバムというより1曲目の「Tom's Diner」がね、アカペラなの。有名な曲だよね。コーヒーのCMで使われてたから君もきっと一度は耳にしたことあるはず。本当これはつぼにはまった1曲だわー。

Jane & Barton - It's A Fine Day

これはクリネックスティッシュのCMで使われてて出演してた松坂慶子さんが放映後鬼の子を産んだとか根拠のない噂がひろまった曲。君は知ってるかな?子守歌のようで、聴いてると落ちついてくるよ、なんだか。


(2010.8.8)

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